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2020/02/26
 
登山道整備

手押しトロッコ出動

トロッコ道にある橋の道板を張替えるために手押しトロッコが登山道整備で初利用しました。

縄文杉に行く長い道のりの最初の試練のトロッコ道、線路道をじかに歩くととても疲れるので道板が敷いてあります。
でも、その道板も年々痛んできますので定期的に交換が必要。基本的にはこの道板もトロッコを運用している業者が手入れをしますが、橋に関しては管轄が違うので今回はガイドの登山道整備班が道板を張り替えました。

今回の作業の一番の重労働は道板の運搬。一枚20㎏以上の重さでこれを50枚近く運ぶのは一苦労なのでいつもはエンジントロッコに運んでもらいますが、その頼りのトロッコが今回は都合が合わず運んでもらえないので、普段はなかなかお目にかかれない手押しトロッコが登山道整備に初導入されました。
この手押しトロッコは消防がレスキュー時にエンジントロッコがでれないときの臨時用をお借りして道板を運びました。



早速手押しトロッコに詰め込み、あんまり乗ってなさそうですがこれで積載重量400㎏位、さすがに一度に全部載せるとトロッコが壊れるので2回に分けて運びました。


400㎏もありますが意外と軽く動きみんなで運ぶとスピードが出すぎていきなりカーブで脱線(汗)


今度は加減してゆっくり運搬。
昭和の始め頃にエンジントロッコが入りましたが、このトロッコ道ができたのは大正時代なのでその頃は牛や馬に引っ張ってもらって里から山奥まで運んでいたそうです。


目的地までは手すりのない橋もあり橋を渡る途中で脱線すると洒落にならないのでみんな慎重でした。


歩くより遅めで目的地の小杉谷橋に到着。とりあえず新しい板を配置して古い板を剥がします。


道板がなくなるとやっぱり怖いのでロープで安全確保。


運搬は慎重にゆっくりでしたが張り替え作業はガンガン進み予定より早く終わりました。
帰りは時間に余裕ができたので実際に人を乗せて傷病者を乗せる時はどう固定するかなどいろいろ試しながら帰りました。

もともとトロッコは屋久杉の運搬のためのものなので、今はどうにか使えていますがこれからいつまで使えるか。
トロッコやレールの老朽化で壊れたら新調してくれるのか心配ですし、やっぱりトロッコは屎尿運搬はもちろん、資材運搬に緊急時の傷病者の搬送などにも必要になるのでこれからもずっと使えるよう願います。